ゲーム紹介
プレイヤーは全員、インカの黄金を探す探検隊の一員です。
発掘した黄金を山分けして持って帰るのか、さらなる黄金を求めて危険を冒して進むのか、命を賭けたチキンレースを行います。
5ラウンドのうちに、たくさん黄金を集めた人が勝者となります。
歴史
2005年にドイツのシュミット社が発売し、ドイツゲーム大賞にノミネートされた「ダイヤモンド」を、アメリカのグリフォンゲームズ社がリメイクしたものが「インカの黄金」です。
デザイナーが『チケットトゥライド』のアラン・ムーンと、『あやつり人形』のブルーノ・フェドゥッティという協力タッグで作られたゲームとなっています。
このゲームは、女子高生がアナログゲームで遊ぶ漫画「放課後さいころ倶楽部」の14話で紹介されました。
遊び方
プレイ人数
2~8人
プレイ時間
10~30分
ルール
準備
各プレイヤーに「進む」カードと「戻る」カードを1枚ずつ配ります。
ゲームフロー
ゲーム開始から危険カードによるラウンド終了までを1ラウンドとして、合計5ラウンドを行います。
1. 山札の作成
「黄金カード」「危険カード」「遺物カード」を良くシャッフルし、山札として裏返しでセットします。
2. 山札の一番上からカードを一枚オープン
カードが「黄金カード」だった場合
探検に出ているプレイヤー(帰還していないプレイヤー)全員が黄金を獲得します。
獲得する黄金は「書かれている黄金の数字 ÷ 探検に出ている人数」の数。
割り切れなかった場合、余りの黄金はカードの上に置いておきます。
(黄金カウンターは緑:1、黒:5、透明:10の価値があります)
カードが「危険カード」だった場合
同種類のカードが場に出ていなければ特に何もありません。
同種類のカードが既に場に出ている場合、その時点でラウンド終了となります。
帰還していないプレイヤーは、このラウンドで配られた黄金を全て返却します。
カードが「遺物カード」だった場合
何も起こらず、ゲームを続行します。
3. 各プレイヤーは「進む/戻る」を提出する
各プレイヤーは「進む / 戻る」のいずれかのカードを選択して裏返しで前に出し、同時にオープンします。
「戻る」を選択した場合
このラウンドで獲得した黄金を持ち帰る事ができます。
帰還したプレイヤーは、このラウンドのこれ以降のゲームには参加しません。
「進む」を選択した場合
「進む」を選択したプレイヤーは更にゲームを続けるため、1.に戻ります。
※総取りについて
あるフェイズで「戻るカード」を出したプレイヤーが1人しかいなかった場合、そのプレイヤーはその地点で場に出ている「遺物カード」を持ち帰る事ができます。
「遺物カード」は黄金10個分の価値があり、1人で総取りする事ができます。
勝利条件
5ラウンドまで行い、最終的に一番黄金を手に入れた人が勝者となります。
※手に入れた黄金というのは、帰還して獲得した黄金の数です。