ゲーム紹介
嫌われ者の8種類の動物が描かれたカードを順番に場に出し、手札を無くした人が勝利!というゲームです。
カードにはそれぞれ能力があり、他のプレイヤーに手札を押し付けるなど、妨害ができます。
このゲームの最大の特徴は、「蛾カード」はズル(いかさま)をしないと捨てる事も上がることもできないことです。
いかにいかさまを見破られずにズルをし続けられるかが勝負のカギとなります。
歴史
いかさまゴキブリは2011年に発売されたゲームです。
作者は「村の人生」で有名なブラント夫妻の子供であるエミリーとルカスです。
イカサマがゲームに組み込まれているのは今のところ唯一じゃないでしょうか。
パーティーゲームとして誰でも楽しめる作品です。
遊び方
プレイ人数
3~5人
プレイ時間
15~30分
ルール
カードを全プレイヤーに均等に配布してゲームスタートです。
余ったカードは山札として場に設置します。
まずは適当に親を決めます。
最初は親が「警備」となり、親から順に手番を回していきます。
全てのカードには数字が振られており、以下のルールで場にカードを事ができます。
場に前回出されたカードの数字と隣り合う数字のカードを場に出せる。
(場にカードが1枚も出ていない状態なら、好きなカードを出せる。)
例:[3]のカードが出ている → [2][4]のカードを出す事ができる。
[5]のカードが出ている → [4][1]のカードを出す事ができる。
カードを出す事ができなければ、山札からカードを1枚引く。
いかさま
このゲームはいかさま推奨であり、こっそり手札のカードを隠したり、こっそり床に捨てたり、カードを複数枚重ねて場に出したりとズルをする事が公式ルールです。
いかさまは他のプレイヤーに指摘された場合、それは無効となり、ペナルティはありません。
ただし、下記で説明する「警備」の役職中はいかさまをする事ができません。
カード能力
絵柄の付いているカードにはそれぞれ特殊な能力があり、主に場に出すときに能力を使用する事ができます。
蚊(むらさき)
このカードが場に出た時、全プレイヤーはこのカードを素早く叩かなければならない。
(カードの上に手のひらが重なっていく形になる。)
叩くのが一番遅かったプレイヤー1人は、全プレイヤーからカードを1枚ずつ貰わなければならない。
ゴキブリ(オレンジ)
このカードが場に出たとき、全プレイヤーは同じ数字のカードを先着で1枚だけ場に出す事ができる。場に出せるのは一番出すのが早かったプレイヤーのみ。
クモ(黄色)
このカードが場に出たとき、出した人は好きなカードを1枚次の手番の人へ渡す事ができる。
アリ(青)
このカードが場に出たとき、出した人以外のプレイヤー全員は山札からカードを1枚引く。
蛾(黒)
このカードは通常場に出す事ができない。
ゲーム終了時にこのカードを所持したままゲームが終わると、1枚につきマイナス-10ポイントとなる。
基本的に、いかさまを使って手札から無くさなければいけないカード。
警備[カメムシ](きみどり)
このカードは持ち札ではなく役職カードとなり、対象のプレイヤーの前に置く。
警備の役職についたプレイヤーは以下の能力を得る。
通常場に出す事のできない「蛾」のカードを場に出す事ができる
警備中はいかさまをしてはいけない
他のプレイヤーのいかさまを指摘して現行犯逮捕する事ができる。
見事いかさまの指摘が成功したら、指摘したプレイヤーに好きなカードを1枚渡し、警備の役職を渡す。
勝利条件と点数計算
1人のプレイヤーがアガリとなった地点でゲームは終了となります。
その地点での手札の枚数がそのプレイヤーの失点です。
無能力カード :1枚につき -1点
能力付カード :1枚につき -5点
蛾のカード :1枚につき -10点
何ゲームか繰り返し、最終的に失点が少なかったプレイヤーが勝者となります。