ゲーム紹介
キャメルアップはピラミッドのもとで行う、5頭のラクダによるレースゲームです。
ゲームは8人まで遊ぶことができ、区間ごととレース全体でラクダの勝敗に賭けて、お金を増やすのが目的となっています。
負けとなるラクダに賭けることもでき、オアシスや蜃気楼を操ってレースの展開を操作する事も可能です。
また、ピラミッドから出てくるダイスのギミックやラクダコマなどコンポーネントも凝っているため見た目でも楽しめます。
歴史
キャメルアップは2014年に発売され、同年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞したゲームです。
単純で熱くなれるため、家族でも楽しめるエキサイティングなパーティーゲームとなっています。
遊び方
プレイ人数
2~8人
プレイ時間
30~45分
準備
各プレイヤーに3金(エジプトポンド)、ラクダ場の状況を変える砂漠タイルを1枚、最終予想券5枚(5色各1枚)を配ります。
スタートプレイヤーを決めてゲーム開始です。
レグとレース全体について
このゲームはレグ(区間)とレース全体で分けられており、レグ毎に賭けと配当があります。
すべてのラクダが進んだら1レグ終了となり、その時点の順位で配当があります。
このレグを繰り返し、最終的にいずれかのラクダがゴールラインを超えたらレース終了 → 最終レグの配当 → レース全体の配当、でゲーム終了となります。
手番の行動
プレイヤーは時計回り順に手番をまわし、自分の手番に以下のどれかを実行します。
1.レグの順位を賭ける
2.砂漠タイルの設置
3.ピラミッドからダイスを振る
4.レース全体の順位を賭ける
<1.レグの順位を賭ける>
レグでの1位を予測し賭けを行い、予想したラクダの色のタイルを1枚とります。
このタイルは各色3枚ずつあり、取得が早い順に当たった時の金額が5金、3金、2金となっています。
レグ終了時に予想した色のラクダが1位なら上記の賞金、2位なら予想した人全員1金もらえます。
3位以下なら逆に1金支払います。
<2.砂漠タイルの設置>
砂漠タイルをコース上の任意の場所に置きます。
すでに置いている場合は違う場所に移動できます。
この砂漠タイルは裏表でそれぞれ「オアシス」と「蜃気楼」となっており、ラクダコマが止まるとオアシスだと1コマ進む、蜃気楼だと1コマ下がります。
ただし、砂漠タイルは隣り合って配置したり、同じスペースに複数配置はできません。
<3.ピラミッドからダイスを振る>
ピラミッドのギミックを動かし、ダイスを振ります。
ピラミッドはダイスを入れてひっくり返して地面に置き、仕切りの操作部分を動かすと1つだけダイスを出します。
出てきたダイスの色のラクダが出た目分だけコマを進めることができます。
ラクダを動かすと1金が貰えます。
<4.レース全体の順位を賭ける>
ゲーム開始時に配られた5色のカードを、裏返しでボード上の「勝者」か「敗者」の場所に置きます。
一度置いたカードは動かせません。
勝者と敗者には他の人が先に置いてもさらに自分のカードを置くことができますが、置いた順番を保持して置かなければなりません。
ゲーム終了時に置かれたカードを「置いた順番を保持しながら」オープンし、1位のラクダの色の予想が当たっていた人で1番最初に「勝利」のスペースに置いていたプレイヤーだけ8金貰えます。
以降、2番目は5金、3番目は3金、4番目は2金、5番目以降は1金となる。
また、賭けていたけど予想が外れたプレイヤーはマイナス1金です。
「敗者」にも賭ける事ができ、賞金の計算方法は「勝者」と逆に考えます。(予想的中した最初の人8金、以降5金、3金、2金、1金と下がる)
ラクダの移動について
ラクダはサイコロの出た目(1~3)だけ進みます。
もし、サイコロを振って前のラクダに追いつき、同じマスに止まった場合、元からいるラクダの上に乗ることができます。
上にラクダを載せているラクダはサイコロで進む時も上のラクダを載せたまま進まなければいけません。
上に乗っているラクダが進むときは下にいるラクダを連れて行かずに進みます。
また、「蜃気楼」によって1マス後退して他のラクダと同じマスに止まった場合、蜃気楼によって後退したラクダは元いたラクダの下に入らなければいけません。
このようにラクダが乗っている状態でセグが終了したりゴールした場合、より上に位置しているラクダほど先に進んでいるとみなされます。
勝利条件
最終的に賞金が一番高い人が勝利となります。