ゲーム紹介
ドミニオンは「デッキ構築型カードゲーム」の代表作です。
デッキ構築型ゲームとは、初期に配られた「財宝」カードを使用して好きなカードを購入し、自分のデッキにカードを加えて、ゲーム中に独自のデッキをリアルタイムで構築していくカードゲームです。
カードには、ゲーム内のお金となる「財宝カード(黄色)」、様々な効果でゲームを有利に進めていくための「王国カード(白・青)」、ゲームの勝利点となる「領地カード(緑)」、勝利点がマイナス1となる「呪いカード(紫)」の4種類があります。
各プレイヤーは小国の領主として自分の領土を拡張していき、最終的に最も多くの領地(得点)を手にしたプレイヤーの勝利となります。
プレイヤーは膨大な種類の王国カードから10種類を選んでゲームを開始して、ゲーム中にどのカードを何枚購入するかで毎回違うデッキやゲームを楽しむことができます。
様々な拡張が存在しますが、ここでは基本セットについて紹介します。
歴史
ドミニオンは2008年に発売されて以来人気を博しているゲームで、発売から翌年の2009年には世界の賞を多数受賞しています。
また、拡張の多さも特徴で、2015年現在で10種類の拡張パックが発売されています。
また世界大会も開催されており、日本人プレイヤーが好成績を収めている。(2015年現在、5回開催中、優勝3回、準優勝1回、欠場1回)
遊び方
プレイ人数
2~4人
プレイ時間
1~1.5時間
ルール
準備
「銅貨」「銀貨」「金貨」「屋敷」「公領」「属州」「呪い」カードと、王国カードから任意のカード10種類(ランダムや各プレイヤー希望カードでも可)を選択し、それぞれのカード群を場に配置します。
参加プレイヤーは「屋敷3枚」「銅貨7枚」を初期の持ち札として獲得しシャッフルして、自分の山札にします。
プレイヤーは各自山札からカードを5枚引き、準備が整ったらゲームスタートです。
親を決め、親から時計回りに手番を回していきます。
手番でできること
プレイヤーは以下の流れで手番を進めていきます。
1.手札のカードから任意で王国カードを使用する。
5枚の手札を持って手番をスタートし、プレイヤーはまず王国カードを使うことが出来ます。
王国カードには山札からカードを引いたり、無条件で場のカードを獲得できたり、他プレイヤーに呪いカードを送り付けたりと、様々な効果を持つカードが存在します。
王国カードの使用は原則1回ですが、カードの能力で「アクション」や「購入」の回数を増やす事もできます。
1度の手番中に、規定回数を越えたアクションを行う事はできません。
2.カードを購入する。
王国カードの使用が終わったら、手元にある財宝カードを使って、場にある好きなカードを購入することが出来ます。
購入は原則1回ですが、王国カードの効果で複数回購入することも可能です。
また王国カードの中には、財宝カードとして使える能力もあるので、いくらまで、何回購入できるかを確認してカードを購入しましょう。
3.カードリセットと手札をドローし、手番終了。
カード購入が終わったら、使った王国カード・財宝カード・購入したカード・残った手札をすべて自分の捨て札におき、新たに山札からカードを5枚引きます。
カードを引くときに山札が尽きた時は、自分の捨て札を全てシャッフルして山札とします。
これで自分の手番は終了となり、左隣りのプレイヤーの手番が開始となります。
ゲーム終了条件
以下の条件のどちらかが満たされた時、ゲームが終了します。
いずれか3種類のカードが場から尽きた時(王国・財宝・領地・呪い、全て含む)
「属州」カード(全12枚)が場から尽きた時
得点計算と勝利条件
ゲームが終了したら、各プレイヤーは自分のデッキ内の「屋敷」「公領」「属州」「庭園」「呪い」などの
勝利点カードを確認し、点数計算を行います。
最も高い点数のプレイヤーが勝利です。
カードの種類
[
財宝カード
]カードの購入に使うための資金となるカードです。
この資金をカードのコスト分支払う事で、場からカードを購入できます。
銅貨
┗ コスト1 / 1金の価値がある。
銀貨
┗ コスト3 / 2金の価値がある。
金貨
┗ コスト6 / 3金の価値がある。
[
点数カード
]ゲーム終了時、この点数カードを沢山所持していたプレイヤーが勝利となります。
プレイ中は何も効果は無く、使用は出来ません。
屋敷
┗ コスト2 / 1点の勝利点
公領
┗ コスト5 / 3点の勝利点
属州
┗ コスト8 / 6点の勝利点
[
呪いカード
]マイナス1の点数カードです。
プレイ中は何も効果は無く、使用は出来ません。
呪い
┗ コスト0 / 勝利点からマイナス1点
[
王国カード
]自分の手番にアクションを行うためのカードです。
アクション回数の増加・プレイヤー攻撃・ドロー・資金を生み出す等、多種多様な効果があります。
礼拝堂
┗ コスト2 / 手札から4枚までカードを破棄(ゲームから除外)できる
堀
┗ コスト2 / 他プレイヤーが使ってきた攻撃カードを無効化する
地下貯蔵庫
┗ コスト2 / アクション+1 / 好きな枚数だけカードを捨て、捨てた分だけカードを引く
木こり
┗ コスト3 / +2金 / +1購入
宰相
┗ コスト3 / +2金 / 山札をすべて捨て札にするかどうか選べる。
工房
┗ コスト3 / 4金以下のカードを1枚獲得
村
┗ コスト3 / +2アクション / +1ドロー
改築
┗ コスト4 / 手札から1枚カードを破棄して、そのカード+2以下のカードを獲得。
鍛冶屋
┗ コスト4 / +3ドロー
王座の間
┗ コスト4 / そのターンに使った他のアクションカード1枚の効果を2回連続で発動させる
祝宴
┗ コスト4 / このカードを廃棄して、5金以下の好きなカードを1枚獲得
庭園
┗ コスト4 / ゲーム終了時、自分の全てのカード枚数÷10の勝利点獲得(下1桁切り捨て)
泥棒
┗ コスト4 / 自分以外の全プレイヤーの山札から2枚オープンして、お金カードがあれば1プレイヤーにつき1枚ずつ、自分の捨て札に置くか破棄するか選ぶ。
密偵
┗ コスト4 / +1アクション / +1ドロー / 全員の山札から1枚をオープンし、それぞれについて山札の一番上に戻すか捨て札にするか選べる。
民兵
┗ コスト4 / +2金 / 他プレイヤーは手札が3枚になるまでカードを捨てる
役人
┗ コスト4 / 銀貨を獲得し自分の山札の一番上に置く。他のプレイヤーは手札に得点カードがあればそのうち1枚を山札の一番上に置くき、無ければ手札を全て公開する。
金貸し
┗ コスト4 / 銅貨を1枚破棄すると+3金
市場
┗ コスト5 / +2アクション / +1ドロー / +1購入
議事堂
┗ コスト5 / +4ドロー / +1購入 / 他のプレイヤーも1枚ドロー
研究所
┗ コスト5 / +1アクション / +2ドロー
鉱山
┗ コスト5 / 手札の銅貨を廃棄して銀貨を獲得か、銀貨を廃棄して金貨を獲得して手札に加える
祝祭
┗ コスト5 / +2アクション / +1購入 / +2金
書庫
┗ コスト5 / 手札が7枚になるまでドロー
魔女
┗ コスト5 / +2ドロー / 攻撃カード。他プレイヤーは呪いを1枚ずつ獲得
冒険者
┗ コスト6 / 山札から財宝カードが2枚出るまでドロー。引いたカードのうち財宝カードは手札に加え、それ以外のカードは捨て札にする。
拡張パックについて
ドミニオンは基本セットの他に拡張パックがあり、全て揃えると王国カードの種類が200種類以上となります。
拡張パックの種類は以下のとおり。
陰謀 - 全24種の王国カードのセット
海辺 - 全26種の王国カードのセット
繁栄 - 全27種の王国カードのセット
錬金術 - 全13種の王国カードのセット
収穫祭 - 全18種の王国カードのセット
異郷 - 全26種の王国カードのセット
暗黒時代 - 全55種の王国カードのセット
ギルド - 全13種の王国カードのセット
プロモ - 全5種の王国カードのセット
冒険 - 全58種のカードセット